エンジニアとして、プログラミングを勉強したことのある人は、Google検索で課題について調べたことがありませんか?
そんなときに助けになったのは、公式ドキュメントではなく、だれかの技術ブログだったりしたのではないでしょうか。
私もいつも「どこのどなたかは存じませぬがありがとうございます…」とつぶやきながら参考にさせてもらっています。
実は、その技術ブログというものは、エンジニア(技術者)になるのであれば、みるだけでなく、自分でもつくっていくことにも、多大なメリットがあるのです。
今回は、技術ブログとはなにか、就職活動のための技術ブログの有用性について解説していきます。
技術ブログってなんですか?
今回は、技術ブログとはなにか、就職活動のための技術ブログの有用性について解説していきます。
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エンジニア初心者におすすめな技術ブログ
エンジニア初心者におすすめな技術ブログついて解説していきます。
技術ブログとは?
技術ブログは、エンジニア(技術者)の中でも、プログラミングの学習やトラブルシューティングについて、自身が学んだこと、経験したこと、解決したことなどを記録していくブログです。
人によっては、かなりニッチでコアな趣味からくる実験を技術ブログとして公開することもあります。ネタ的な要素をいれている人もいて、読んでいて楽しい気持ちになることもあります。
技術ブログを作るメリット
技術ブログを公開している人たちには、どんな目的やメリットがあるのか?
備忘録
まずはシンプルに、メモになるということです。勉強でもそうですが、「これ昔やったことある。どうやるんだっけ」という状態になることが予想されます。
このとき、技術ブログに記録しておけば、すぐに探し出すことができます。
いちから検索し直せばいいという意見もあるかもしれませんが、ときどき、検索に苦労して、英語も読んで、がんばってやっと辿り着くような解があったりするものです。
調べたことを、自分の開発環境との差異も考慮して、自分流の情報としてまとめ直しておくことで、有効な備忘録となります。
アウトプットによる知識の定着
そして、記録をつけること、つまりアウトプットによって知識が定着することもメリットの1つとして挙げられます。集中して作業をしているとき、感覚に頼っていることがあります。
課題がクリアされたあと、技術ブログにアウトプットすることで、なぜ、課題が生じたのか。どうしたら解決したのか。順を追って整理することになります。
そのプロセスで、ときには、正しい理解をしていないことや、自分でやった変更箇所を忘れていたことに気づくことがあります。
二度手間に感じる方もいるかもしれませんが、改めて自分の行った作業について整理することで、理解が深まり、知識が定着するというメリットがあるのです。
説明スキルの向上
さらに、頭の中にある情報を自分の言葉で整理するプロセスを経ることで、説明スキルの向上も見込めます。少し経験が必要になってきますが、読んだ人が理解できるような表現を、IT用語で記述するスキルが向上します。
「初心者でもわかりやすくする」というルールを設けたらさら更に難易度が高まりますが、それだけ説明スキルの向上は見込めます。
エンジニア(技術者)からプログラミング系のコンサルタントに転向していくキャリアイメージをもっている方には、そうしたルールをあ敢えて設けるとよいかもしれません。お客様への説明を想定した訓練にできます。
あまりにハードルを上げると継続しにくくなるので、注意が必要です。こういう作業は継続が優先です。
就職活動・転職活動で使える
ここまで、自己完結のメリットでしたが、他者との関わりの中で生じる、技術ブログのメリットについてもお話します。
技術ブログで記録したことは、自身の実績として、就職活動・転職活動で、証明することができます。
採用を検討されるマネージャに対し、コミュニケーション力や文章力を示す根拠ともなりますし、先輩エンジニア(技術者)に対し、技術レベルを示す根拠にもなります。
そもそも着実に技術ブログをしたためてきた実績があることによって、丁寧な仕事の進め方や意欲といったマインド、姿勢までアピールすることが可能になるのです。
プログラミング業界にいる、だれかのためになる
プログラミングで困ったときにGoogleで検索したら情報がでてくるという大変便利な世の中になりました。でもそれは、どこかでだれかが情報を公開していてくれたから見つけることができるのです。
そして、助けてもらったわたしたちもまた、だれかの役に立つことができるのです。既にある情報を記録し直して意味があるのか?とお思いかもしれません。
先述のとおり、自分の言葉で解釈したように記述するので、ある人にとっては、よりわかりやすい情報になっている可能性があります。
情報を自分なりに記録し直すことに意味を感じられなければ、自身が苦労したポイントや、工夫したポイントなど、開発中に少し変わったことがあったときに記録する方針でもよいと思います。
技術ブログの始め方
技術ブログを始めるうえで、代表的な3つの技術ブログの開設方法についてご紹介します。
具体的な作業については、検索していただければでてきますので、ここでは、どのような違いちがいがあるか、概要のみお話しします。
wordpress(ワードプレス)
1番オススメしたいのが、wordpress(ワードプレス)です。理想は、レンタルサーバーを借りて、自分のドメインもとって、wordpress(ワードプレス)をインストールして、技術ブログをつくることです。
この一通りの作業を行うことで、webサービス構築の全体も触ったことになります。
もっと簡単に、無料でwordpress(ワードプレス)を始められるサービスもありますが、それをするのであれば、この後、紹介するQiita(キータ)やはてなブログの方をオススメします。
wordpress(ワードプレス)を自分で運用すると、CSSでデザインをいじったり、作業の効率化を図って仕組み化したり、やれることが多々あらわれます。
Google Aanalytics(グーグル アナリティクス)でどれだけ訪問者がいるかを調べることにもなるはずです。
広告を貼って収益化することも可能です。手間はかかりますが、それだけ学びもあり、やりがいがでてきます。
Qiita(キータ)
Qiita(キータ)では、Markdown(マークダウン)記法でブログを書けるため、一般的なブログよりも、ソースコードの表現がしやすく、技術ブログに適しています。
プログラミング系のエンジニア(技術者)の集合知を感じるサービスです。
他にもQiita(キータ)というサービスには、プログラミングに関わる読者にとって、有益な機能があります。
気になるワードを登録しておけば、それに関連するフィードが集まってくるタグフィード機能や、気になる情報はストックに登録してき、あとでまとめてみることができるストック一覧機能。
「プログラミング系のエンジニア(技術者)」の仲間たちが奮闘している様子も伝わってきます。
はてなブログ
Qiita(キータ)が登場する前から、よく「プログラミング系のエンジニア(技術者)」に使われていたブログです。
こちらも、Markdown(マークダウン)記法、文字のハイライトに対応していて、技術ブログに適しています。Qiita(キータ)と似ている機能を有します。
情報収集、ストックのためにはてなブックマークのアカウントを作っておくこともオススメです。
まとめ
今回は、技術ブログを公開することについてお話ししました。長く続けることができれば、これは貴重な資産になります。自分にとっても、他者にとっても有益なことがたくさんあるので、ぜひはじめてみていただきたいです。
私の知人もwordpress(ワードプレス)で技術ブログをつけはじめました。英語学習の意味もこめて、バイリンガル仕様にしています。グローバルに貢献したい気持ちもあったりします。
この挑戦のおかげで、英語のドキュメントに行き着いたとき、避けがちだったのが、今は積極的に読むようになったそうです。
記事が溜まっていくと、成長が実感できて学習や開発の満足度があがり、さらなる開発意欲につながります。
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