未経験でPython(パイソン)エンジニアに転職をどうやったら成功させられるか知りたい方は多いのではないでしょうか。
Python(パイソン)はプログラミング言語の中でも比較的習得ハードルが低く将来性もあるため、転職市場で高い需要があります。
未経験からPython(パイソン)エンジニアを目指す場合にはどのような準備が必要か、具体的な学習方法もあわせてご紹介いたします。
Python(パイソン)に転職するためのステップを教えてください。
未経験からPython(パイソン)エンジニアとして転職するまでのステップを解説していきます。
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未経験からPython(パイソン)エンジニアになることは出来る?
Python(パイソン)エンジニアの実態調査
スキルを磨きたい言語の第1位は「Python(パイソン)」だった。回答者440人中321人がPython(パイソン)を選んだ。
実に7割を超える回答者がPython(パイソン)を学びたいという状況だ。AIブームの到来で有望視するITエンジニアが多いとみられる。
Python(パイソン)の仕事内容
Python(パイソン)エンジニアの仕事内容は、大きく分けると以下の3種類に分けられます。
- アプリケーション開発
- 機械学習
- データ解析
Python(パイソン)はアプリケーション開発の現場でも使用されており、YouTubeやInstagramもPython(パイソン)で作られています。また機械学習など人工知能の開発に利用されたり、データや統計学を用いて解析する、データ解析の現場でも利用されます。
Python(パイソン)で転職した場合の年収
Python(パイソン)エンジニアに転職した際にどの程度の年収を得られるのか、という予測はこれから転職を考えている人にとって非常に重要な指標の一つですよね。
求人検索エンジン「スタンバイ」を運営するBIZREACHの調査によると、2018年のPython(パイソン)エンジニアの平均年収は575.1万年で、言語全体の中で3番目の位置です。
国税庁の民間給与実態調査によると、2018年の平均給与は432万円となっているため、比較的高い給与水準を狙えることが分かります。
Python(パイソン)の需要
ここでPython(パイソン)エンジニアの需要が求人ベースでどの程度あるか調べて見ましょう。
indeedの求人検索サイトで、キーワード「Python(パイソン)」・勤務地「愛知県」で調べて見ると、700件以上の求人がヒットします。
未経験からでもPython(パイソン)エンジニアへ転職出来るのか?
結論から先に言うと、Python(パイソン)未経験でも転職することは可能です。しかし、企業としても未経験で採用するのであれば年齢や、英語能力、特定のビジネススキルなど未経験で育てても十分戦力になる!と判断させるほどの材料が必要です。
Python(パイソン)やプログラミング自体の実務経験は無くても、自己学習なりPython(パイソン)言語をある程度扱えるようにしておいた方が、転職成功確率は格段に変わるでしょう。
未経験からのPython(パイソン)習得難易度
Python(パイソン)は他の開発言語と比べると比較的習得しやすい言語です。記述したコースコードを自分でコンパイル(コンピューターが実行可能な状態に変換する)しなくても、逐一翻訳してくれますし、何より導入が簡単です。
また、記述するコードが非常にシンプルで見やすいため、人によってコードの記述方法が変わる癖が出てくるといったことが発生しにくく、他の人が記述したコードを参考にしやすいというメリットが有ります。
Python(パイソン)で転職を成功させるためのステップ
ここまでPython(パイソン)エンジニアの実態や転職について解説して来ましたが、実際にエンジニアとして転職を成功させるにはどのようなステップを踏めば確率が上がるのでしょうか?
エンジニアとしての実務を行う場合、Python(パイソン)のスキルに加えて、ITやWebの周辺知識は面接の際に必ず聞かれるので押さえておく必要があるでしょう。
ここではPython(パイソン)エンジニアとして最低限押さえておきたい項目を5つのステップに分けて紹介します。
IT業界の知識を深めよう
Python(パイソン)エンジニアとして転職を目指す前に、まずはIT業界がどのような現状になっているのか理解しておく必要があるでしょう。
どのようなトレンドが有り、将来的にどのような技術が使われていく事になるのかを理解すると、自分の目指すべき道や、自分が学習していく道筋が大まかに分かって来ます。
漠然と最初の学習言語としてPython(パイソン)を始めてしまうと、後で行きたかったのはこの道ではなかったと時間をロスしてしまう可能性があります。
インターネットなどで検索すれば情報は大量にヒットするので、まずは現在のIT業界について調べて見るとよいでしょう。
Web基礎スキルを身につける
次に、Webのシステム・通信技術の知識や、Webを構築するための基礎的なスキルの習得が必要です。
普段見ているWebサイト一つ見ても、ドメイン・Webサーバー・IPアドレスといった様々な技術が利用されています。また、実際にwebサイトを構築するにもHTTPやCSS、JavaScriptといった言語を利用してWebサイトの見た目を作っていきます。
Python(パイソン)を学習し、様々なアプリケーションを開発するにしてもWebサイトの知識や、構築するための基礎スキルは必ず必要になってくるため、Python(パイソン)の学習に進む前にまずはWebの基礎スキルを押さえておきましょう。
プログラミングスキルを身につける
IT業界や、Webの基礎スキルが身についたら、続いてメインのPython(パイソン)の学習です。
オンラインでの学習サイトや入門書籍が多数出版されているので、自分にあったレベルの学習教材を選んで、Python(パイソン)の基礎的な文法や開発環境の構築をして行きましょう。
サンプルを参考に成果物を作成する
一通りPython(パイソン)の基礎学習が終了したら、次はPython(パイソン)を使用したアプリケーションなど、成果物をまずは一つ作成して見ましょう。
学習サイトや書籍を参考にしながらオリジナルのアプリケーションを一つ作成できれば、少なくとも開発環境の構築から一般公開まで、開発に必要な最低限の手順を理解できたことになります。
基礎学習の時と比べると難易度は大きく上昇しますが、ここまでできれば大きな自信がつきます。
ポートフォリオを完成させる
成果物を一つ作成できたら次は自分をアピールする最大の武器、「ポートフォリオ」の作成です。
IT業界でのポートフォリオとは、自分の紹介や、スキル、成果物などをまとめて紹介した、いわば履歴書のデラックスバージョンです。
転職の際にポートフォリオが有るのと無いのでは、結果が大きく変わるので、転職活動をする前にここまで仕上げられれば、自信を持って戦いに望めます!
Python(パイソン)を身につけるための方法
では実際Python(パイソン)を学習し、自分の力として身に付けるにはどのような学習方法があるのでしょうか?
これは全てのプログラミング学習に当てはまりますが、大きく分けて
- 独学で学ぶ
- スクールに通う
の2つの選択肢があります。
ここではそれぞれのメリットやデメリットに触れながら紹介します。
自分にあった学習方法は人それぞれですので、取り組みやすいと思った方で選びましょう!
独学
まず独学の学習法ですが、基本的に考えられるのはオンラインの学習サイトや書籍による勉強です。
今はProgateやドッドインストールなど、無料もしくは低価格で学習できるオンライン学習サイトが豊富にありますし、初心者向けの書籍などもインターネットで検索すればレベル別の優良な書籍がすぐに分かります。
独学の場合、低価格で自分の好きな時間に好きなペースで学習できるというメリットが有ります。
一人で学習していると、エラーなどが発生した場合に解決まで大きな時間を必要としたり、モチベーションが続か挫折してしまうことも多くなります。
スクール
一方スクールを利用する場合、既にエンジニアとして働いている人や数年以上開発経験のある人達から直接指導してもらえます。
そのため挫折しにくく、技術習得後に就職や転職のサポートもしてくれるスクールもあります。
就職後のリアルな話が聞けるのもメリットの一つです。しかしスクールの費用は数十万円から必要になるため、少々値段が高くなります。
Python(パイソン)エンジニアへの転職に有利な資格
Python(パイソン)に関する資格には、Python(パイソン)3エンジニア認定基礎試験と Python(パイソン)3エンジニア認定データ分析試験があります。
資格を取得することで、 Python(パイソン)の知識がどのくらいあるか証明するできます。
また資格試験の勉強を通して、体系的にPython(パイソン)の勉強ができるメリットも。どちらの資格も比較的新しい試験で難易度もさほど高くないため、今のうちに受験しておくといいでしょう。
Python(パイソン)3エンジニア認定基礎試験
Python(パイソン)3エンジニア認定基礎試験では文法の基礎が身についているかどうか問われます。
受験概要は下記の通りです。
- 開催時期:通年
- 開催場所:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
- 受験料金:1万円(税別) 学割5千円(税別)
- 問題数:40問(すべて選択問題)
- 試験時間:60分
- 合格ライン:正答率70%
出題範囲は、オライリー・ジャパン「Python(パイソン)チュートリアル 第3版」の掲載内容を中心に、一般的な知識からも出題されます。
Python(パイソン)3エンジニア認定データ分析試験
Python(パイソン)3エンジニア認定データ分析試験では、Python(パイソン)を使ったデータ分析の基礎や方法が問われます。
受験概要は下記の通りです。
- 開催時期:通年
- 開催場所:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
- 受験料金:1万円(税別) 学割5千円(税別)
- 問題数:40問(すべて選択問題)
- 試験時間:60分
- 合格ライン:正答率70%
出題範囲は、主教材である翔泳社「Python(パイソン)によるあたらしいデータ分析の教科書」の内容から出題されます。
まとめ
自分のキャリアを見極め、それに合う新しい技術や知識は今後必要不可欠です。
「これが好き、これしかやりたくない」で止まらず、そこからさらに自分ができる範囲を広げていくにはどうすべきか、を考えて実行に移していったほうが、エンジニアへの転職が成功しやすいでしょう。
Python(パイソン)は幅広いジャンルで使われている言語で、今後も重要拡大が見込まれています。
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