人と関わらない仕事を探している方も多いのではないでしょうか?
人と関わらない仕事を探す原因は、人間関係によるストレスを減らしたいといった理由があります。
人と関わる機会が少ない仕事を選ぶことで、ストレスが軽減されるでしょう。
今回は、人と関わらない仕事の種類や、メリット・デメリットついて解説します。
この記事で学べること
- 人と関わらずに仕事をしたい人は多い
- 人と関わらなくても正社員として働ける仕事
- 一人で人と関わらずに働くメリット
- 人と関わらずに一人で働くデメリット
人と関わらないでいい仕事ってありますか?


今回は、人と関わらない仕事の種類や、メリット・デメリットついて解説します。
人と関わらない仕事 資格不要で高収入
人と関わらずに仕事をしたい人は多い
「毎日ガミガミうるさいパワハラ上司?」「わがままばかり言ってくる顧客?」「嫌な仕事を押し付けてくる先輩?」どんな職場にも、嫌だなと思う人の1人や2人はいますよね。
人間関係の悩みで夜も眠れなくなるくらいなら、いっそのこと会社を辞めて、人と関わらない仕事をして生きていきたいと思いませんか?実は近年、そんな人と関わりたくない人が急増しているんです。
人間関係が面倒
人と関わらずに仕事がしたいという方の大半は、人間関係の悩みが原因です。
気を遣いすぎて疲れたり、相手の顔色ばかりを伺って自分の感情にフタをしたりして、心がくたびれてしまっているんですね。
またコミュニケーションをとるのが苦手という方も多く、緊張して話をうまく伝えられず、仕事でミスをしてしまうこともあるようです。
そのほかにも、自分に自信がないことから、本音で人と付き合えない人もいます。
このように原因はさまざまですが、いずれも人間関係が面倒で「人と距離を置きたい」と悩みを抱えている人が増えているようです。
コロナの影響も大きい
コロナによって在宅勤務になった方は、苦手な上司や嫌いな同僚と毎日顔を合わせる必要がなくなり、「驚くほどストレスが減った!」と感じている方も少なくないでしょう。
一人で自宅で働くことの快適さ、誰とも会わないことの喜び、憂鬱だった職場に行かなくて済むというのは快適だったと思います。
しかし徐々に在宅ワークが減り、元の生活に戻ることに恐怖を感じて、「人と関わらない仕事がしたい」と考え始める人が増えつつあります。
「コロナに影響されず人と関わらない仕事がしたい!」と考えている方は、次の章から紹介するお仕事をチェックしてみましょう。
人と関わらなくても正社員として働ける仕事
人と関わらなくても、正社員として働ける仕事はたくさんあります。
人と関わらなくても、正社員として働ける仕事
- 警備員
- 工場作業員
- 清掃員
- 長距離ドライバー
- システムエンジニア
- デザイナー
- イラストレーター
- Webライター
- ゲームテスター
- 動画作成
「人と関わりたくないけど正社員は辞めたくない」という方は、参考にしてみてください。
警備員
ビルや商業施設で働く警備員は、施設内の関係者と話すことがあるくらいで、コミュニケーションをとる機会が少ない仕事です。
中でも夜間の警備員は人と会話することも少なく、交替の警備員と確認作業をするくらいで済みます。
決まった時間に施設内を巡回し、施錠の確認や車両の出入管理、モイター監視といったルーティンワークがメインです。
施設規模にもよりますが、通常2〜3人の人員配置になるため、人間関係で悩むことも少ないでしょう。
警備員は未経験から働ける求人も多く、年齢が高くなっても続けられる職業です。「人間関係を気にせずに定年まで働きたい」という方にオススメできます。
工場作業員
工場でのライン作業は一人でできる仕事が多いため、人間関係を築く必要ありません。仕事自体も単純な作業ですぐに覚えられますし、頭を使わずにできる業務がほとんどです。
リーダーや上司と働くことになりますが、会議やミーティングなどもなく会話も最低限で済みます。
入社したばかりで仕事を教えてもらっている時期は会話もありますが、仕事に慣れてしまえば社員同士のコミュニケーションも積極的にとる必要はないでしょう。
ただしチームで作業する工場もあるので、作業のやり方などを確認してから仕事を選ぶようにしてください。
清掃員
商業施設やオフィスビル、病院など、さまざまな建物の清掃をするのが清掃員の仕事です。床や壁、照明器具や排気口、トイレ、湯沸かし室などを掃除し、ゴミの回収までを行います。
決められた場所を一人で担当することが多く、誰とも会話せずに集中して仕事に取り組むため、人と関わりたくない方の就職先としてオススメです。
1つのことに集中するのが好きな人に向いており、清掃後のクリーンな状態に達成感を覚えることもできます。
ただし広い施設やビルは複数人でワンフロアを担当することもあり、その場合は分担や進み具合などをお互いに確認しあわなくてはなりません。
人との関わりを避けたい人は、1人では掃除できないような大きすぎる建物を避けた方がいいでしょう。
長距離ドライバー
長距離トラックのドライバーは、長い時間をトラック内で一人で過ごすため、人との関わりがほとんどない職業です。
荷物の積み下ろしや積み込みで体力が必要ですが、その際も会話はほとんど必要ありません。
一方で、宅配のドライバーになると、集荷先や配送先の個人宅や店舗などで人と関わる機会が発生します。
「荷物が届くのが遅い」「中身が破損していた!」などのクレームやトラブルに巻き込まれることもありますので、人と関わりたくないのであれば避けた方がいいでしょう。
長距離の運転がむずかしい場合は、決まった人としかコミュニケーションを取らない「ルート配送」もオススメです。
毎日訪問する店舗の店員や社員と決まった会話を交わすだけですし、営業やノルマもありません。
システムエンジニア
システムエンジニアの仕事は、顧客から用件をヒアリングして、ソフトウェアの設計書やプログラムの仕様書を作成することです。
基本的に多くの関係者とやりとりがありますが、テレビ電話やチャットなどを活用してコミュニケーションを図りプロジェクトを進めていきます。
エンジニアとしての実務経験を活かして、フリーランスで活動しているエンジニアも多く、安定した収入が得やすい職業と人気が高まっています。
自分のペースで仕事を進められるのもメリットで、家事や育児と両立させて働いている方も多いようです。しかし残念ながら、未経験からフリーの在宅SEになることはほぼ不可能です。
まずはエンジニアとして働くための基礎を身につけることが肝心ですので、企業に所属して知識を学び、プロジェクトの進み方や作業内容を把握しましょう。
デザイナー
デザイナーといっても実にさまざまなデザイナーが存在しますが、人と関わらない仕事を望んでいる方には「Webデザイナー」がオススメです。
編集者やクライアントとのやりとりはありますが、基本的にチャットやメールでコミュニケーションをとることが多いです。ただし専門性が高い職業のため、働いた実績や知識、スキルが求められます。
専門学校やオンラインで学ぶこともできますので、興味がある方は資料を取り寄せてみるといいでしょう。センスがあれば継続的に依頼がもらえ、安定した収入を得ることも十分に可能です。
イラストレーター
イラストを描くのが得意な方は、イラストレーターとして活躍することもできます。Webライターと同じく、業務委託として案件ごとに収入がもらえることがほとんどです。
自宅でもくもくとキャラクターなどのデザインをするので、人と会話することは案件の最初と最後くらいでしょう。
高収入を得たい方にオススメなのが、ゲームのイラストレーターで、需要もあり収入も高めです。
ただしAdobeソフトのPhotoshopやIllustratorなどのスキルが必要になり、ハイスペックなパソコンを用意しなくてはなりません。
正社員でイラストレーターの実務経験があれば、フリーランスとして一人で活躍することも十分に可能でしょう。
Webライター
在宅ワークとして人気が高く、スキルがなくても簡単に始められるのがWEBライターの仕事です。
編集者とのやりとりが発生しますが、基本的にメールやチャットなどで会話することが多く、顔を見て話すことはほとんどありません。
Webライターは会社員も多いですが、業務委託としてフリーランスや主婦の副業となっているケースが多いです。文章力があり書くことが好きであれば、いつからでもスタートできます。
ただしインターネット環境とパソコンが必要で、請負先によっては納品する際のソフトやツールが決まっているケースもあります。
フリーランスで働く場合はすべて自費で揃える必要がありますので、簡単に辞めてしまわないよう注意を払いましょう。
ゲームテスター
ゲームテスターは「デバッカー」とも呼ばれ、開発中のゲームのデバック作業を行う職業です。
デバックはプログラムに潜んでいる不具合を見つける作業で、異常を見つけた際にはクライアントへ報告しなくてはいけません。
しかし基本的には、一人でもくもくとゲームをしながらバグを探す仕事なので、人との会話や人間関係を築く必要性も不要です。
ゲームテスターになるには特別なスキルは必要ありませんが、作業中はいろんな入力作業を延々と試さなくてはなりません。
コツコツと地道な作業を継続するのが苦痛でない人に、向いている仕事といえるでしょう。
動画作成
動画作成とは、依頼された動画の編集を行うのが仕事です。動画で使用する音楽やナレーションを編集したり、音響効果の編集などにも携わります。
近年はYouTubeに動画を投稿する人が増加しており、その動画編集の依頼も増加傾向です。
最初の打ち合わせと納品時にクライアントとのやりとりはあるものの、作業自体は一人で行うのが基本なため、人と接することはほとんどありません。
パソコンと編集ソフトがあれば動画作成はできるので、初心者でも学習すれば一通りできるようになるでしょう。
さらに画質や音響などクオリティの高いものを求める場合には、スクールに通ったりしてプロから学ぶことをオススメします。
一人で人と関わらずに働くメリット
人と付き合うことや、人に合わせることに疲れた場合、人と関わらずに働けるのは魅力的でしょう。
ここでは、一人で働くことで得られる3つのメリットをご紹介します。
一人で働くメリット
- 人間関係によってストレスが溜まらない
- 周りに仕事のペースを左右されない
- 人と密接にかかわらないので仕事をしやすい
人間関係によってストレスが溜まらない
人と関わりながら仕事をする上で、ストレスが溜まらない人はほとんどいないでしょう。皆さん、何かしらの悩みや不安を抱えて働いており、ストレスと共に生きているのが現代社会です。
とくに職場に苦手なタイプの上司や同僚がいる場合、そのストレスは何倍にもなり、体調を壊したりうつ病になったりする人も少なくありません。
しかし人と関わらずに一人で働くことで、そのような人間関係の悩みから解放されます。
嫌な人がいても毎日顔を合わさなければ、多くの人がストレスを溜めずに働くことができるでしょう。
周りに仕事のペースを左右されない
「上司より先に帰りづらい」
「自分の仕事が早く終わっても他の人の仕事を手伝わなくてはいけない」
このような環境で仕事をしている人にとっては、一人で働くことによって時間をムダにせず、有意義な働き方ができます。
チームで働いている場合や、後輩の指導をしている人などは、自分のペースで働くことが困難でしょう。
誰かが休むとその仕事が自分に回ってきたりして、残業をしないと間に合わないというケースだって生じます。
人と関わらずに自分のペースで働ければ、自分に都合のいいスピードで業務を進められ、効率の良い時間の使い方ができるでしょう。
人と密接にかかわらないので仕事をしやすい
新型コロナウイルスの流行で人と密接に関わることを避けるため、仕事を辞めてしまった人も少なくありません。
とくに不特定多数の人と接する接客業やサービス業、医療関係者などは、これまで築いてきたキャリアを断念せざるを得ない状況になりました。
しかし人と関わらない仕事であれば、人と接する機会がほとんどないため、感染のリスクを減らすことが可能です。
新型コロナの終息の目処がつかない状況が続くなか、人と密接に関わらない仕事は、自分や家族を守ることができる新しい働き方になるでしょう。
人と関わらずに一人で働くデメリット
人と関わらずに働くことはメリットがたくさんありますが、デメリットがあることも忘れてはいけません。
ここでは、人と関わらないことで生じる3つのデメリットをご紹介します。
一人で働くデメリット
- 収入が低い傾向がある
- プライベートでのコミュニケーションすら抵抗を感じてしまう
- スキルアップ・キャリアアップする可能性が低い
収入が低い傾向がある
人と関わらない仕事は「キャリア」や「経験」を問わない簡単な仕事が多いため、仕事の収入が低い傾向があります。
また、パートやフリーランスなど非正規の仕事が多く、保障が手厚く安定した正社員には劣ってしまうでしょう。
しかし全員が低収入という訳ではなく、キャリアを積んでから独立したフリーランスの場合は、会社員時代よりも高収入を得ている人も少なくありません。
「誰でもできる仕事で稼ぐか」「自分しかできない仕事で稼ぐか」、この違いが大きな収入差を生むわけです。
プライベートでのコミュニケーションすら抵抗を感じてしまう
プライベートでも人と関わる機会が少ない人は、1日を誰とも接することなく過ごしてしまうことになります。その結果、人と話すことすら面倒になったり、常に孤独を感じたりしてしまうので注意が必要です。
人と話してコミュニケーションを持つことで、自己肯定感が保てたり、知らなかった情報に出会えたりするので、適度に人と関わることは生きていく上で大切です。
誰とも話さない日が何日も続くと、それが逆にストレスになって仕事が手に付かなくなるかもしれません。仕事で人との関わりを避ける場合は、プライベートでは積極的に人と関わるように意識しましょう。
スキルアップ・キャリアアップする可能性が低い
人と関わらない仕事は「単純作業」が多いので、特別なスキルや技術を必要としません。そのため取っ掛かりやすい反面、スキルアップやキャリアアップがむずかしいと考えられるでしょう。
また人と関わらない仕事は、転職する上でもあまりプラスに働きません。面接官から「人と接するのが苦手な人」「採用しても職場に馴染めるだろうか」と思われ、採用に不利になってしまうケースも。
人と関わることは面倒ですが、人との出会いや関わりで、たくさんの自己成長の機会に出会えることを覚えておきましょう。