年収・給料

保育士の年収・給料・手取り額

2022年11月4日

保育士の給与

この記事で学べること

  • 保育士の給与・年収について
  • 保育士の仕事内容について
  • 保育士の給料手取りについて
  • 保育士の給料は安いままなのか?
  • 保育士になるには?
  • 保育士の仕事の面白さ・やりがいについて
  • 保育士のキャリアモデルについて

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保育士の給料・年収を解説

保育士の給料・年収について解説していきます。

保育士の給与・年収

項目給与
平均給料・給与23万円
平均年収286万円~373万円
20代の給料17万円
30代の給料19万円
40代の給料25万円
初任給15~18万円

手取りにすると10万未満の事もあるようです。

※給料年収統計の算出は口コミや厚生労働省の労働白書を参考にしております

  • 20代の給料:約10万円~20万円(推定)
  • 30代の給料:21万円~26万円(推定)
  • 40代の給料:22万円~25万円(推定)

※範囲が広いため補足をしております。

最近手取りが6年目でも14万円ということで生活できないと問題が起きていました。今後の待遇改善をしてくださいと訴える人も多いようです。

保育士の年収

保育士の平均年収は厚生労働省が公表している平成27年の「賃金構造基本統計調査」によると323万円で、過去10年間で比べてもほぼ横ばい状態が続いています。
 
また年代別年収は

  • 20代:140万円~255万円(推定)
  • 30代:267万円~284万円(推定)
  • 40代:349万円~368万円(推定)

です。
 
ここ近年は認可保育所に入所できない待機児童問題がテレビなどのメディアで報道されていますが、この背景には共働きをする夫婦が増え保育所や保育園が不足していることがあります。
 
さらに保育士の深刻な人材不足も問題になっていますが、その背景には保育士の平均年収の低さと労働環境が考えられます。保育士も公立の保育園で正社員として働くのであれば、地方公務員の給与規定に応じた給与が支払われます。
 
地方公務員なので賞与や各種手当ても支給されますが、私立の保育所や保育園で働く場合は初任給は16万円〜17万円が相場のようです。

実は公立の保育園も私立の保育園も給与面では大きな格差はありませんが、地方公務員の場合は年齢に応じて給与も上がっていきます。
 
それに対して私立の保育園の場合は労働時間の問題や、安定性がないため辞めていく保育士も少なくありません。

保育士の平均年収は厚生労働省が公表している平成27年の「賃金構造基本統計調査」によると323万円で、過去10年間で比べてもほぼ横ばい状態が続いています。

地域によって違う保育士の給料

厚生労働省は毎年「賃金基本統計調査」を行っています。平成28年の結果によると、保育士の平均給与(決まって支給する現金給与額)は男性24万8300円、女性22万1900円となっています。

都道府県別の統計も出ているので、北海道、宮城、東京、名古屋、大阪、福岡の平均給与は、以下の通りです。
 
【保育士平均給与/平成28年厚生労働省賃金基本統計調査】

  • 北海道 21万3500円
  • 宮城 21万1000円
  • 東京 24万5350円
  • 愛知 33万6700円
  • 大阪 25万6500円
  • 福岡 23万1800円

人口の多い東京都が一番給料が多いのかと思いきや、統計上は実はそうでもないことがわかりました。これは、保育士の勤続年数などが関係しているようです。

求人情報サイトを参考に都市別の保育士求人を給料バンク独自に調査してみたところ、平均値は以下のようになりました。
 
【保育士平均給与/求人情報サイト】

  • 札幌 17万9000円
  • 仙台 18万9500円
  • 東京 21万3900円
  • 名古屋 19万400円
  • 大阪 20万2800円
  • 福岡 17万5700円

概ね人口に比例しているような結果になりました。統計よりも給料が安いのは、初任給だからでしょう。保育士は勤続年数が上がればそれに応じて給料が増えていきます。主任クラスになると、数十万円差が出ることもあるようです。

初任給は人口の多い都市部が給料が高く、長く勤めていくにつれ地方でも都市部の給料を逆転することがある、ということがわかりました。

保育士の給料が上がる可能性

保育士は他業種に比べると給料が低いことが要因となって人手不足が続いており、処遇改善が急がれています。政府は平成29年の予算案について、「民間の認可保育所で働く、経験7年以上の中堅保育士約10万人を対象に、月給で4万円上乗せする。」と合意しました。
 
これまで保育所には、役職が少なく給与が上がりにくいという構造がありました。そのため「副主任保育士」と「専門リーダー」の2種類の役職を新たに設け、研修を経て要件を満たした職員にはその分月給を上げることになりました。
 
また、東京都では2017年、保育士の待遇改善のため、保育士1人あたり月額平均4万4000円の給与補助をする方針を決めたと発表しました。現在より2万1000円を上乗せし、ほぼ倍増することになります。

実際に給料にきちんと反映させる施設がどのくらいになるのかはまだわかりませんが、今後は保育士の給料が上がる可能性が高くなります。

無認可・認可外保育園で働く保育士の給料の違い【東京ベース】

保育園には「公立」と「私立」があり、またその中でも「認可保育園」と「無認可(認可外)保育園」に分かれています。公立は市区町村など自治体の運営で、私立は福祉法人など民間が運営しています。
 
認可保育園は、国の認可基準をクリアしている保育園で、国から補助金がおります。公立はすべて認可保育園です。一方、無認可(認可外)保育園は、認可基準を満たしていない私立の園となります。

時々園児の虐待や事故などが問題になるのはたいてい無認可の保育園です。しかし、すべての無認可保育園が胡散臭く経営や安全に問題があるというわけではありません。
 
園庭の広さが基準に足りなかったり、独自のサービスを行うなどの点から、無認可となっている園もあります。院内保育所やベビーホテルなども無認可保育園となります。

延長保育の時間が認可園よりも長いところもあったり、待機児童の受け皿となっていたり、共働き世帯の大きな味方となっています。

しかし、無認可保育園は国や自治体から補助金が出ないため人件費を抑えることになり、結果的に働く保育士の給料は安くなっているところも多くあります。

場所によっては月給13万円以下というところもあるといいます。求人情報サイトなどを調べてみたところ、東京都の無認可保育園は、月給19万5000円~23万円での募集がありました。

認可保育園の求人とほぼ変わらない水準です。ただし、ボーナスや福利厚生面では認可保育園に劣る可能性もあり、年収では低くなることもありえるので注意が必要です。

しかし、少人数保育で短時間勤務など働き方を選べるといったメリットも無認可保育園にはあります。認可でも無認可でも、自分に合った職場を探すことが重要です。

保育士の仕事内容

未就学児童が通う施設には、幼稚園と保育園がありますが、幼稚園が文部科科学省管轄で、学校教育法に基づく、幼稚園教諭免許所得者が行い、構成労働者省管轄で、児童福祉法に基づく保育士資格者が行うものが保育園になります。

基本的な生活指導、心身の健康的な発達を目的とする、保育指導カリキュラムが前提です。シフト制を取っており、早番、遅番など、0歳児なども対応可能なのが、保育園です。

給食は義務化され、所謂、文字通り、お母さん代わりになるのが保育士の役目です。保育士一人が抱えられる児童ににも、細かい規定が決められています。保育時間が原則8時間以上と長いため、共働き世代の強い味方といえます。

保育士の給料手取り

上記平均から算出してみると、手取りはだいたい

10万円~20万円となりそうです。

ただし、保育士らしい給与の特徴として、特殊業務手当と呼ばれる、保育園の年間行事に対する就業手当がある事と、給食費と呼ばれる食費が天引きされることです。

賞与もあるため、年間総所得は勤続年数7年目で300万円台くらいにはなるそうですね。

保育士の給料は安いままなのか?

厚生労働省の賃金構造基本統計調査に基づけば、保育士の給与は、保育園規模によってかわります。

10~100人程度では300万円台ですが、大都市などの一部や、病院内保育所などの規模では、1,000人を超える規模も存在するため、その場合、保育の給与は、平均の1.5倍超にはなるそうです。

男性と女性での給与格差は、30万~40万円程の年収で差があり、40代では、男女で、男性の方が給与は女性の倍近くになるケースが多いそうです。

神奈川県など、保育士育成に力を入れている地域では、基本給も20万円超と、手取りでも総じて全国平均より上の地域もあります。

女性の場合は、年齢が上昇すると給与は横ばい、あるいは若干下がる傾向があり、40代を境に、男性の方が給与水準は高いそうです。

保育士になるには?

保育士の資格は、立派な国家資格ですので、その所得方法が保育士になるスタートラインです。

全国共通の資格ですから、どこで所得しても条件は同じですが、試験に合格し、都道府県知事に保育士登録申請を受理してもらい、保育士の資格書交付によって、晴れて保育園の採用試験を受けることが可能になります。

保育園は厚生労働省管轄ですから、厚労省指定の養成所、養成校へ通って卒業する道が最短かもしれません。保育士資格を所得できる学科で、単位を得た後、卒業すれば、自動的に国家資格を所得出来るからです。

専門学校、短期大学、4年制大学もあります。国家試験は、短期大学、高等専門学校卒、あるいは同等以上の資格を保有している場合に、受験資格が得られます。

保育士の仕事の面白さ・やりがい

保育士の仕事の面白さややりがいですが実際に保育園で働く多くの保育士の口からは、子供の成長を見ることができることという言葉を聞くことができます。

保育園では幼稚園と違い下は0歳児から上は小学校に入る前の6歳児を預かりますが、親と離れ泣き叫んでいた子供が成長する姿を間近で見ることは、確かに保育士としての大きな面白さややりがいだと言えます。

保育園と幼稚園の違いは幼稚園は文部科学省の管轄で生活面だけでなく知識や教育の指導も行いますが、保育園は主に共働きをする親から子供を預かり食事や排泄などの世話を行います。

それと同時に食事や排泄の仕方や歯磨きなど、基本的な生活習慣を身に付けさせます。また幼稚園で子供を預かる時間はせいぜい4〜5時間なのに対して、都市部の保育園では朝の7時頃から夜の7~8時頃まで子供を預かります。

中には深夜から朝まで子供を預かる、夜間保育園も増えています。幼稚園と違ってまだ幼い子供が多い保育士の仕事は大変さもありますが、子供が保育士に慣れてきて信頼関係ができると甘えてきます。

日中は走り回ったりして元気に過ごしていても、親が迎えにくる時間になるとそわそわし始め、親の顔を見ると笑顔が弾けます。そんな子供と過ごせることが何と言っても、保育士の仕事の面白さややりがいだと言えます。

保育士のキャリアモデル

保育士になるには、国家資格に合格しなければなりません。短大卒業程度の学歴、または専門学校、短大、大学など指定保育士養成施設を修了していることが受験要件となります。

公立・民間の保育所、乳児院、児童養護施設、知的障害児施設や肢体不自由児施設などの児童福祉施設がおもな就職先となります。

最近ではベビーホテルや企業が併設している託児所、デパートやショッピングセンター内の保育ルームなどに勤める保育士もいます。

また、ベビーシッターや自治体の認定を受けて乳幼児を預かる家庭福祉員(保育ママ)などでも、保育士が活躍しています。

手取りは10万~ 20万円と決して高くはありませんが、長時間保育や休日・夜間保育などのニーズが高まっており、短時間勤務のパートやアルバイトなど、働き方を選ぶこともできます。

職場の理解もあり、結婚や出産後も続けられる仕事です。

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H&H代表取締役 畑原啓伸

2019年7月11日、H&H株式会社設立
1984年生まれの1児パパ。
エンジニア→自動車整備→営業→エンジニア→経営者。

800名以上の方々からいただいた気づきを「ゼロから始める20代転職」として発信中!

「世の中をもっと面白くしたい」、「自身の人生をもっと面白くしたい」 そんな思いをもったわたしが先頭に立ち、皆さんと一緒に世の中を創っていく所存です。少しでも興味をもっていただけたら是非一度腹を割ってお話しましょう!!!

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