就職や転職のときにしか書くことのない履歴書の封筒。選考を受けるタイミングになってから封筒の選び方や書き方で迷う人も多いのではないでしょうか。
今回は、履歴書、職務経歴書などを企業に提出する際の封筒の書き方と選び方について詳しく解説しています。
この記事で学べること
- 送付用封筒の選び方について
- 宛名や内容物の書き方について
- 封筒は丁寧にが重要について
封筒にも作成のポイントがあるんですか?ポイントがあれば是非教えてください。


今回は、履歴書、職務経歴書などを企業に提出する際の封筒の書き方と選び方について詳しく解説しています。
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送付用封筒の作成方法
送付用封筒の作成方法について解説していきます。
送付用封筒の選び方
履歴書を入れる封筒の色は「白色」「茶色」「水色」の3色から選びましょう。
基本的にはこの3色の中から選べば良く、デザインや柄の入った物でなければ問題ないとされています。
ネット上には就職・転職活動のアドバイスをするサイトが数多く存在しています。
その中には、「白色の封筒でなければいけない」「茶封筒はマナー違反」「色付きの封筒は非常識」といった意見が散見されます。
しかし、基本的には白色、茶色、水色のどの色を選んでも問題ないといえます。
茶封筒を選んだからといって不採用になるわけではありませんし、白色の封筒を選んだからといって大きくプラスの評価につながるわけでもありません。
大切なことは封筒色ではなく、「宛名がきちんと書けているか」「応募書類はルールに則って封入されているか」「書類の内容が充実しているか」といった点です。
宛名や内容物の書き方
郵便番号と、右から受取人の住所、会社名、部署名、役職、氏名…と続けます。縦書で「正確に」書きましょう。
・宛名の書き方
自分の手元にある情報と照らし合わせて書いてみてください。住所や会社名は省略せずに正式名称で書きましょう。
宛名 | 例 |
---|---|
会社名+部署には「御中」 | H&H株式会社 人事部人事課 御中 |
会社名+部署+役職名には「殿」 | H&H株式会社 人事部人事課 採用担当者 殿 |
会社名+部署+役職名+個人名には「様」 | H&H株式会社 人事部 人事部長 ○○様 |
・内容物の明記方法
封を開けなくても内容物がわかるように明記します。封筒の表に赤字で「応募書類(履歴書)在中」などと書きます。ちなみに、郵便番号の枠が赤いのは郵便会社の機械の設定のため。
郵便番号の読み取り機械は赤枠を認識しないように設定されており、通常は記入されている数字だけが読み取られます。
しかし数字が赤で書かれていると、機械が数字を読み取るときの障害になり、郵便物の到着が遅れることがあるので注意です。
・切手の貼り方
切手は左上に貼ります。A4サイズの封筒は定形外郵便になりますが、50gの重さまでは120円で送ることができます。
重さに不安がある場合は、郵便局で量ってもらうのがオススメです。どうしても急ぎで…という場合でなければ一般的には、普通郵便で問題ありません。
封筒の裏側には出した日付と、自分の住所を忘れず記載しましょう。こうすれば何かあったときに戻ってきますし、開封せずとも差出人が分かります。
また、封筒はセロテープやホッチキスではなくのりで封をします。個人的にはスティックノリがしわになりにくく、オススメです!
のりで口を閉じたら最後に「〆」の文字を書きましょう。(「×」ではありません。)これは「確かに封をしました」というしるしです。
封筒は丁寧にが重要
封筒が原因で落ちる…ということはまずありませんが、雑な字で印象が良くなることはありません。
字が上手い・下手ということよりも、丁寧に書かれているか否かということが重要。受け取った相手が見やすい・読みやすいよう、送り手側で配慮することが大事です。
また、余裕を持って書類を準備することも大切。提出日間近になってからとりかかると「切手が足りない」「のりがない」などの予期せぬトラブルがおこった場合、とても焦ります。
もちろんエントリーシートや履歴書などの内容物が勝負ではありますが、一番初めに相手の目に入るのは封筒。一番初めに悪い印象を与えないように気をつけましょう!