いつ自然災害が起こるか、誰にも予想が付きません。
日本は地震大国と呼ばれるほど地震が多い国ですが、もし仕事中に巨大地震が起きた時は何が起こり、どのように対処していけばいいのでしょうか。
いざという時、自分を守れるようにするには情報を得ることが必要不可欠です。
仕事中に巨大地震が起きたら?
まず始めに、巨大地震が起きた時はどのような状況になるのかを見ていきましょう。(巨大地震をM7クラスと想定)
社内にいた場合
建物の中にいた場合は、その場に立っていられないほど強い揺れを感じます。建物の構造により程度は異なりますが、上の階にいるほど揺れは大きくなるでしょう。
その反対に、地下にいる場合は上にいる人よりも地震を感じにくく、被害も減ります。
次に室内の状態についてですが、地震によって窓ガラスが割れて破片が飛び散り、天井パネルや照明器具、机の上の物が落下し、辺り一面に散乱します。ロッカーの扉が開き、私物も床に散らばるでしょう。
家具や家電、コピー機や書庫などの事務機器も次々に転倒するでしょう。場合によってはそれらが出口を塞いでしまう恐れもあります。
また、停電の恐れもあります。たとえ会社に非常用発電機が設置されていても、通常の照明やコンセントには供給されないこともあります。
そのため、夜に巨大地震が起きたなら辺り一面が真っ暗になり、周囲の状況を把握するのが難しくなるでしょう。
ビルの中であれば、地震による火災の影響で防火扉が閉まっていたり、エレベーターも稼働していなかったりと、普段と見え方や移動ルートが異なっている場合もあり得ます。
このように、いつもの仕事場の状況とは一転し、日常生活では考えられない事態が次々と起こります。
外出先にいた場合
外出先で巨大地震が起きた場合、オフィス街であれば、ビルの窓ガラスや壁パネル、看板などが頭上から落下してくる可能性があります。
住宅街であれば木造住宅の倒壊、ブロック塀や自動販売機の転倒、切れた電線やベランダからの落下物などにも気をつけなければなりません。
建物やブロック塀が倒壊し、ガラス片が頭上に降ってくる可能性もあります。
電柱や自販機なども転倒するでしょう。住宅地の場合は、ベランダからの落下物にも気をつけなければなりません。
場所によっては、道路が陥没したり、液状化したりする可能性も考えられますし、大規模な地震火災が発生して身動きが取れなくなる可能性も…。
また、交通機関がストップし、都心の場合は行き場を失った帰宅困難者で溢れかえることになります。
夜であれば停電によって信号機や街灯が消え、辺り一面が暗闇に包まれます。
車の運転をしたくとも信号機が作動しておらず、また道路がガレキや避難者で溢れている可能性もあるため、想像を超えた街の状態に困惑することでしょう。
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