自衛隊の転職

自衛隊を辞めたい場合の注意点、何をすれば良いのか?

2022年8月20日

自衛隊を辞めたい

この記事で学べること

  • 自衛隊を辞めたい5つの理由とは?
  • 自衛隊を辞めないメリットとは?
  • 自衛隊を辞めたいときの注意点とは?
  • 自衛隊を辞める手続きとは?
  • 自衛隊を辞めたい!民間企業へ転職は可能?
  • 自衛隊を辞めて転職する方法とは?
ヒロ

自衛隊を辞めたいけど、本当に大丈夫かな?
と悩んでいる自衛官の方は多いのではないでしょうか。

いざ辞めようとすると不安になりますよね~

転職希望
ヒロ

そこで今回は、自衛隊を辞めたいと思う主な理由や、辞めるメリットやデメリットなどをまとめました。
自衛隊は民間企業と違い、特殊な業務を行う場合もあります。
業務内容や体力面でつらさを感じて、転職を検討している方もいるそうです。
それでは、自衛隊を辞めるときの注意点を確認しておきましょう。

自衛隊を辞めるときの
注意点や転職方法

自衛隊をやめたいけど・・・
陸上自衛隊HPより引用

自衛隊を辞めたい5つの理由

自衛隊員が自衛隊を離れたい理由として、心身への負担が大きいこと、業務内容に一貫性がないこと、自衛隊という特殊な環境に慣れていないことが挙げられます。ここでは、特に多く見られる6つの理由を紹介します。

プライベートの時間が取りづらい

自衛隊に入隊すると、基地内の寮に住むことになります。その結果、他の自衛隊員と一緒にグループで生活することになります。起きてから寝るまで、いつも誰かと一緒にいるので、一人になれないことにストレスを感じている人もいます。

プライベートの時間が取れないため、自衛隊としての生活を辞めたいと感じてしまうのでしょう。

上下との関係が苦痛

自衛隊では、上下関係を重んじている傾向があります。そのため、新人のうちは幹部や先輩の存在が怖く感じてしまったり、プレッシャーになってしまったりすることもあるでしょう。

厳しい上下関係に疲弊してしまうことも、自衛隊を辞めたいと思う原因の1つです。また、ときには立場や地位を理由に厳しい対応をされることもあるでしょう。

業務内容の特殊性から、一般企業に比べて威圧的な態度で指導されることもあるようです。

日々の職務や訓練で心身への負担が大きい

自衛隊での勤務は、民間企業で働くよりも肉体的にも精神的にも負担が大きい。日々の訓練は非常に厳しいため、体力的に辛いのはもちろんのこと、事故や災害救助時などの痛ましい状況にショックを受けてしまう精神的な辛さもあります。

ある程度の体力と精神力がないと自衛隊に長く留まることは難しいと言えます。心身に大きな負担が掛かっていると感じると、辞めたいと感じるのも無理はありません。

そもそも自衛隊の仕事が合わない

自衛隊に入隊した方の中には、自衛隊の仕事や集団行動が自分に合わないと感じている方もいるそうです。基地や駐屯地は全国に拠点があり、数年ごとに異動が発生する可能性があります。

その結果、新しい場所に慣れていないために、やりたい仕事ができなくなったり、人間関係に問題を抱えたりする人もいるかもしれません。

そのため、自分の希望する業務ができなかったり、転勤先に馴染めず人間関係のトラブルを抱えたりする人もいるでしょう。

自衛隊を辞めたい理由の一つは、自分の性格やスキルが仕事に合わないと感じているからです。

サービス残業がある

実は、自衛隊にもサービス残業が存在します。自衛隊は通常の給与の中に、残業代も含まれているため、時間外の労働をしても残業代として支払われないのです。

そのため、あまりに時間外労働が多いと、働いた分だけ損をした気分になってしまうでしょう。残業代がきちんと出る民間企業への転職したいので、自衛隊を辞めたいと考えてしまうようです。

陸上自衛隊HPより引用

自衛隊を辞めないメリット

実際に退職してしまう前に、自衛隊としてのメリットについてあらためて振り返ってみましょう。「これだけ良いことがあるなら、やっぱり自衛隊を辞めない方が良いのかもしれない」と考えが変わる可能性もあります。

「辞めたい」という感情は、一時的なものかもしれません。自衛隊ならではのメリットを再確認したうえで、退職を検討してみましょう。

自衛隊の仕事は安定している

自衛隊の大きなメリットは給料が安定していることです。自衛隊は公務員であるため、経済情勢に左右されず、景気後退や不況の影響を受けません。働くうえで安定が第一優先だという人には、自衛隊の環境は最適といえるでしょう。

辞めたいと思って民間企業に転職すると、意外と不安定な世界で、落胆する可能性もあります。

自衛隊は治療費が無料

病気やけがをした場合、自衛隊の病院に行くことができ、治療は無料です。公務災害認定を受けていれば、民間の病院でも同じようにお金がかかりません。

自衛隊は任務や訓練で思わぬ怪我を負ってしまうこともあるため、治療が無料で受けられるようになっています。治療費が掛からないという大きなメリットと、「自衛隊を辞めたい」とい気持ちを、天秤に掛けてみましょう。

自衛隊は衣食住に困らない

自衛隊では、衣食住に困ることはありません。住居は基地内にある寮で家賃は無料、食事と衣類も支給、または貸与されます。生活に関しての不安がないことは、自衛隊特有の利点です。

民間企業で労働者に衣食住のすべてが無料で提供されることはまずないでしょう。待遇はかなり良いといえます。これらのメリットを捨ててでも、「辞めたい」という気持ちが大きければ、退職を検討してください。

陸上自衛隊HPより引用

自衛隊を辞めたいときの注意点

自衛隊を辞めることを決意しても、「辞めたい日に即日退職」というわけにはいきません。また、自衛隊を退職するときは以下のような注意点があることも、頭に入れておきましょう。

退職時期によっては任用一時金の償還が必要な場合がある

任官後1年3ヵ月未満で離職してしまうと、任用一時金の償還が必要になります。任用一時金とは、自衛官候補生が前期教育を修了し、2士に任官した翌月に支給されるものです。

防衛省の職員の給与等に関する法律施行令(第十九条の三)によると、離職する時期によって、以下のように返済額が変わるので注意しましょう。

離職時期返済額
任官から3ヵ月未満全額
3ヵ月以上7ヵ月未満支給額の75%
7ヵ月以11ヵ月未満支給額の50%
11ヵ月以上1年3ヵ月未満支給額の25%
1年3ヶ月以上なし

候補生教育後に離職する場合は、任用一時金の償還の義務があることを念頭に置いてください。「自衛隊を辞めたい」と思ったタイミングと、上記の時期を考慮して、退職時期を検討するようにしましょう。

衣食住や治療費などの支援がなくなる

自衛隊を辞めれば、所属していたときに受けていた衣食住や治療費の支援は、当然なくなってしまいます。そのため、自衛隊を辞めたいと考えるなら、新たな住居の確保と、数ヵ月間問題なく生活できる程度の生活費を貯蓄してからが良いでしょう。

上司の引き止められるケースがある

上官に「自衛隊を辞めたい」という意思を伝えると、やや強引な引き止めにあってしまう場合があります。その理由は、辛い訓練や精神的な負担から自衛隊を辞めてしまう人が多く、人手不足が続いているからです。

しかし、「人手不足だから」というのは、労働者の退職を引き止められる理由にはなりません。退職の意思が固い場合は、強い引き止めにあっても、自分の考えを曲げないことが大切です。

自衛隊に比べると民間企業は収入が不安定になる可能性がある

自衛隊と比較すると、民間企業の収入は安定性に欠けてしまいます。給与やボーナスが経済状況に左右される可能性があること、場合によってはリストラを宣告されてしまうことも考えてなければいけません。

また、定年まで働けたとしても、それまでずっと収入が安定するとは限らないことも、頭に入れておきましょう。自衛隊を辞めたいと考えるなら、その後の生活や収入についてもしっかりと考えてください。

自衛隊を辞める手続き

自衛隊を辞めたいと思ったら、退職希望日の30日前までに、上官に退職願を提出しなければなりません。しかし、階級によっては、実際に退職できるまでに3~4か月かかることもあります。

書類を上官に提出し、さらにその上の上官へ、と繰り返していくので、スムーズに進まないこともあるでしょう。スムーズに自衛隊を辞めるには、退職に関わる手続きを理解しておく必要があります。

ここでは、自衛隊を辞めたいと思ったときに確認するべきポイントを、順を追って説明するので、参考にしてください。

自分の考えを整理し計画を立てる

まずは、現在の自分の考えを整理します。自衛隊を辞めたい理由や、退職したい希望日をはっきりと決めておきましょう。これらの点がはっきりしないと、上官に相談したときに引き止めにあってしまう可能性があります。

退職の意思をはっきりと見せることが肝心となるでしょう。また、退職後に転職するのかどうかも考えてください。もし転職したい場合は、希望の職種や年収などを、あらかじめ調べておきましょう。

自衛隊と一般の民間企業とでは、違う点が多々あります。転職後に後悔することのないように、計画を立てましょう。

直属の上司に相談をする

辞めたいという意志が固まり、準備ができたら、次は上司への相談です。これは、自衛隊も民間企業と同じで、まずは直属の上司である上官に相談します。この際に気を付けるポイントは、強い引き止めにあう可能性があるということです。

退職の意志が固いのなら、強い意志で臨みましょう。

防衛省共済組合解約の手続きや被服等の返納をする

自衛隊退職手続きとして、共済組合の脱退手続きも必要です。こちらも退職1か月前までに手続きが必要になりますので、退職の手続きと並行して進めましょう。必要に応じて、退職後も保険に加入し続けることができます。

自衛隊を辞めたいと思ったときや、手続きを行う時点で転職先が決まっておらず、保険に不安がある方は、継続を検討しても良いでしょう。制服や装備品も返納しなければなりません。

退職日までに必要な最低限のものだけを残し、使用する予定のないものはクリーニングへ出します。装備品は整備して、返納しておきましょう。

自衛隊法を確認しておく

自衛隊を辞めたいと考え始めたら、自衛隊法を確認しておきます。退職に関して自衛隊法で定められた項目もありますので、上官に相談する前に確認しておくと、よりスムーズに話を進めることができるでしょう。

自衛隊の退職に関しては、自衛隊法の第31条や第40条に記載されています。場合によっては、退職を認めないとの記述もあるので、確認しておきましょう。

退職者調書や退職願を作成

上官に、辞めたい意図を認めてもらえたら、退職に関する書類を作成します。自衛隊を退職する場合、「退職者調書」と「退職願」の2点が必要です。これは人事担当者がヒアリングして作成することになっています。

ヒアリングの際に答えるだけで大丈夫です。

退職当日に身分証を返納

最後に、退職日の当日に上官への報告と挨拶を兼ねて伺います。その際に、身分証を返納して、晴れて退職です。以上が、自衛隊を退職する際に行う手順の一連の流れになります。

辞めたいと考えてから、実際に退職できるまでにはある程度時間が掛かることは、承知しておきましょう。

退職が認められないときの手段

以前から退職の意思を伝えているのに、いつまでも辞めさせてくれない…そんなときは、最終手段として弁護士に退職代行を依頼するという選択肢もあります。法律にのっとり、正式な手続きを踏んで退職することができるでしょう。

退職代行サービスには、民間の会社が運営しているものもあります。しかし、弁護士を介さない退職代行は弁護士法に違反する違法行為になる可能性があるので、注意しましょう。

陸上自衛隊HPより引用

自衛隊を辞めたい!民間企業へ転職は可能?

自衛隊を辞めたい理由の1つに、民間企業への転職を考えている方も多いでしょう。転職では、年齢による採用率や自己分析、企業研究などのポイントを頭に入れておくことがポイントです。

自衛隊と民間企業の違いを理解しておく

自衛隊と民間企業では待遇や働き方が異なります。辞めたいという気持ちだけで行動し、違いを知らないまま転職するのは、早期離職のリスクや再入隊に繋がるので、注意が必要です。

自衛隊と民間企業ではそれぞれ別の良さや厳しさがあり、一概にどちらが優れているとはいえません。自分の性格や価値観、能力を考慮したうえで、転職すべきかどうかを判断してください。

若いときほど転職活動はうまくいきやすい

自衛隊を辞めたいと考えて民間企業への転職を検討する場合、年齢が若いほうが、転職先の選択肢は多く、採用へのハードルは低い傾向にあります。転職を検討するなら、できるだけ若いうちに行動した方が良いでしょう。

教育訓練を受けている任期制隊員の場合は、任期満了のタイミングで辞めたいと考えて、民間企業へ転職する人が多いようです。

自衛隊に所属していた経歴は転職活動でも役立つ

辞めたいと思いながらも、自衛隊として培ってきた強みは、民間企業でも活かすことができます。たとえば、以下のようものが元自衛隊員としての強みになるでしょう。

  • 訓練を耐え抜いてきた体力
  • 厳しいルールの中で生活し身についた忍耐力
  • 集団行動の中で培った協調性
  • 後輩への指導経験

民間企業への転職では、強みや能力をどのように会社へ貢献し、利益につなげられるかが重視されます。企業研究で応募先が求める人物像を調べて照らし合わせ、自分の強みが会社にマッチしていることを積極的にアピールしましょう。

自己分析と企業研究をしっかり行う

自己分析と企業研究は就職活動の基本です。この2つがしっかりできていないと、企業と自分の能力や価値観の間でミスマッチが起こり、せっかく入社した会社を辞めたいと感じてしまう可能性があります。

早期離職は、次の転職にも悪影響を及ぼしかねません。転職を成功させるためにも、自己分析と企業研究は徹底して行いましょう。

自己分析のやり方

これまでの自分の経験を整理して、良かったこと、悪かったことなどをリストアップする作業です。リストから、自分の価値観や強み、性格などを分析します。

「なぜ自衛隊を辞めたいと思ったのか」も、自己分析の要素になるでしょう。分析した結果をもとに、自分に向いている仕事を探します。

企業研究のやり方

自己分析で向いていると判断した、業界や職種に関連する企業をリストアップします。そして、企業ごとに企業情報や事業内容、採用情報、求める人物像といったデータを集めていきましょう。

同業界内での違いや位置づけ、特色なども調べておくと、なお効果的です。

自衛隊を辞めて転職する方法

ここでは、自衛隊を辞めて転職をする方法について紹介します。自衛隊を辞めたいと思っても、新しい仕事の探し方はさまざまです。

転職サイトやハローワークを利用して自分で仕事を探すという方法もその1つではありますが、自衛隊と民間企業とでは考え方や求める人材に違いがあります。

そのため、1人で転職活動を行うのは難しいと感じる場合もあるでしょう。転職活動の進め方に不安を感じる人は、以下の方法を参考にしてみてください。

退職自衛官向けの再就職支援を利用する

退職した自衛官は、無料の職業紹介などを受けられる「再就職支援」を利用することが可能です。自衛隊の仕事は、体力面と精神面両方の強さを求められます。民間企業に勤める人よりも、早い段階で負担を感じ辞めたいと考えるのでしょう。

そのような元自衛官が、退職後の生活を不安なく送れるように設けられた支援制度が、再就職支援です。再就職支援を利用する場合は、まず自衛隊援護機関に援護依頼手続きを行います。

自衛隊援護機関は、一般財団法人自衛隊援護協会へ求人や求職情報の取次を行い、企業へ求職者を紹介するのが一般的な流れです。ただし、平成27年10月1日から再就職規制が導入され、再就職に関するルールが設けられました。

在職中に届出が必要な場合や、離職後の事前届出が必要な場合などさまざまなルールがあります。再就職支援の利用を考える場合は、早いうちにしっかり確認しましょう。

転職エージェントを利用する

転職活動の進め方に不安がある場合は、転職エージェントを頼るのも選択肢の1つです。転職エージェントのアドバイザーや、ハローワークの相談窓口といった、就職や転職のプロに相談すれば、スムーズに求職活動を進められるでしょう。

自衛官としての職業経験しかないのであれば、自衛隊という特殊な環境から民間企業へ転職するのはなかなか難しいものです。辞めたいと考えているなら、親や友人など身近な人へ相談してみるのも良いでしょう。

「転職活動のやり方が分からない…」と不安を抱えているのであれば、1人で悩まず第三者に相談することをおすすめします。

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H&H代表取締役 畑原啓伸

2019年7月11日、H&H株式会社設立
1984年生まれの1児パパ。
エンジニア→自動車整備→営業→エンジニア→経営者。

700名以上の方々からいただいた気づきを「ゼロから始める20代転職」として発信中!

「世の中をもっと面白くしたい」、「自身の人生をもっと面白くしたい」 そんな思いをもったわたしが先頭に立ち、皆さんと一緒に世の中を創っていく所存です。少しでも興味をもっていただけたら是非一度腹を割ってお話しましょう!!!

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