未経験でもエンジニアに就職することは可能なのか知りたい方も多くいるのではないでしょうか。
エンジニアは未経験でも転職できますが、対策をしっかり行わないと、後悔することもあります。
求人企業は「未経験歓迎!未経験でも仕事あります!」と書いてあるのに、実際面談に行くと不合格…。
転職出来たとしても、想像以上に仕事が合わずに再度転職した…といった話も聞きます。
今回は、未経験からエンジニアになる前に、知っておくべき大切な5つのノウハウをご紹介いたします。
この記事で学べること
- 転職する際の基本は、服装・身だしなみ?
- よく聞かれる企業への志望理由について
- 自己PRをどう活かすか
- 面接で聞かれることとは?
- 履歴書・職務経歴書について
未経験ですが、エンジニアに転職できますか?


今回は、未経験でも転職に役立つ知っておくべきノウハウを5つご紹介していきますね。
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未経験エンジニア向けに、転職を成功させる5つの重要なノウハウとなりますので、必ず押さえておきましょう。
転職する際の基本は、服装・身だしなみ


服装は基本的にスーツで行くようにしましょう。最近のWEB面談でもスーツの方が印象が良いです。
エンジニアなので実際に仕事をする際はラフな服装で仕事をするところも多くなってきましたが、第一印象はやはり大切です。
服装のイメージとしては、男性・女性ともに以下のような落ち着きのある色のスーツを着ていくと良いです。
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よく聞かれる企業への志望理由
エンジニア未経験者の志望動機では以下のポイントを抑えれば、ライバルに差をつけられる志望動機が書けるようになります。
- 応募企業(会社)に惹かれている理由
- エンジニアの仕事に惹かれている理由
- 会社に貢献できる、活躍できる根拠、想い
この3つを抑えれば、いい志望動機が書きやすくなります。補足としては、前向きな志望動機や転職理由を書くようにしましょう。
※前向きな言葉が出ない、書けないときは、先ず考え方から見直すのも一つの方法です。
書いてはいけない理由
- 「ITに触れてみたい…」
- 「手に職をつけたい…」
書いたほうが良い理由
- 「貴社の○○○というビジョンに共感しました!」
- 「貴社の○○○という仕事内容に携わって成長し続けたいです!」
など前向きに労働意欲、成長意欲を見せられると相手に伝わります。
例文だけにに頼るのはNG?
例文に頼るのはおすすめしません!例文だけを使ってしまうと、どこかでつじつまが合わなくなり、あなたの意欲や人柄を伝えきれないからです。
基本的に例文には頼らず、迷ったら転職コンサルタントの担当者に相談するところから始めましょう。
例文はあくまでも参考なので、例文を元に自分の言葉にしていきましょう。もちろん例文と同じような気持ち、想いがあるのであれば活用しましょう。
下記では3つの例をご紹介いたします。
志望動機の例文①:自社サービスを提供しているIT企業
[企業]
自社独自のサービス(アプリ・ソフトウェア等)を提供している企業
[職種]
自社独自のサービスに関わり、企画開発を手がけるシステムエンジニア
[志望動機]
貴社を志望した理由は、「教育×テクノロジー」という軸をもったサービスを業界に先がけて手がけていらっしゃる点です。
教育現場はもちろん、企業や家庭においても「学び」の形が多様化している中、貴社のeラーニングシステムが果たす役割は大きいと考えています。
私自身、学生時代には教育学部で生涯学習について研究しており、「従来の教育スタイルだけでは限界がくる」という問題意識を持っていました。
よって、貴社が掲げる『すべての人がオーダーメイドの教育を受けられる未来を』というビジョンに強く共感しています。
学生時代の学びを活かしつつ、一日でも早くSEとして貴社に貢献できるよう、技術面でも自己研鑽に励みます。
志望動機のポイント
- 企業の提供するサービスと自身の興味・関心の「共通点」を提示し、明確な動機が伝わる。
- 仕事に活かせる知識があることと同時に、不足している知識やスキルを習得する意欲をアピールできている。
志望動機の例文②:様々な企業向けにシステムを開発するIT企業
[企業]
様々な業界向けに、業務システム(仕事で使用するシステム)を開発している
[職種]
様々な企業のクライアントから要望を受け、多種多様な業務システムを開発するシステムエンジニア
[志望動機]
「クライアントの根本的な課題を解決するシステム開発」を魅力的に感じ、貴社を志望しました。私は、人とのコミュニケーションが好きで、誰かの喜ぶ顔を見るために創意工夫する仕事をしたいと考えて転職活動をしてきました。
そのため、ただ指示通りにプログラミングをするだけではなく、クライアントと伴走できるようなエンジニアになりたいと思っています。
貴社であれば、様々な大手企業を支援するプロジェクトに関わることができ、経験豊富なエンジニアの方々からノウハウを学べるため、目指す姿に近づけると思いました。
専門知識や業界知識などをいち早く吸収し、クライアントのお役に立ちたいと考えています。
志望動機のポイント
- 仕事の特徴と、目指す姿の「共通点」を提示し、その企業を志望する理由が伝わる。
- システムエンジニアとして求められる人物像に当てはまることをアピールできている。
- 必要な知識を認識し、自ら学ぼうとする意欲のアピールができている。
志望動機の例文③:教育に力を入れているIT企業
[企業]
未経験者の採用・育成に力を入れているシステム開発企業
[職種]
研修後、難易度の低い仕事からスタートするエンジニア
[志望動機]
自動車整備士として培ってきた責任感、お客様に対して分かりやすく説明するスキルと、「PCを使った仕事がしたい!」という思い、全てが活きる業界はIT業界だと考えています。
その中でも貴社を志望したのは、教育に力を入れていらっしゃるためです。特に「自ら学び、考える力を養う研修」は、他と違う特色だと感じました。
今は、ITパスポートのテキストを使って基礎知識を勉強していますが、自分で考えながら試行錯誤をしてみるからこそ、より知識が定着する実感があります。
入社できた際には、今まで以上に情報収集とスキルアップに励み、お客様から信頼されるシステムエンジニアであり続けたいと思っています。
志望動機のポイント
- 特徴を踏まえて「他の企業ではなく貴社で働きたい!」と考える根拠を伝えられている。
- 「技術を教えてほしい…」という受け身の姿勢ではなく、自己研鑽をしていることがアピールできている。
- 自分が叶えたいことだけを伝えるのではなく、企業やクライアントに貢献する意志を示している。
このように、3つ全て考えてみて繋げるだけで、ライバルに差をつける志望動機が作れます。

自己PRをどう活かすか

伝えるべきポイントは大体決まっていますので、その形に合わせて埋めていきましょう。
※自己PRについても志望動機と同様、例文だけに頼ってはいけません。
- 仕事内容で頑張ったこと
- その結果、どんな強みを得たか
- 次の職場ではどう活かせるか
というポイントをまとめてみましょう。
自己PR例文①:学習意欲を簡潔に伝える
私の強みは学習意欲の高さです。以前からシステムエンジニアやプログラマーに興味があり、独学ですが、本や動画などで勉強しています。更にプログラミングスクールも通い始めました。
未経験ではありますが、この学習意欲を最大限に活かし、御社で仕事をして成長し、貢献できるようにしたいです。
自己PR例文②:自走できる人材であることを伝える
前職では〇〇会社で経理を3年経験しました。会計システムを一新することになり、プログラマーの方が実際にシステムを構築するのを間近に見ることができました。
その際に、打ち合わせなどに参加させていただく機会もあり、プログラミングに興味を持ちました。自分もプログラミングしてみたいと思い、現在プログラミングスクールに通って勉強中です。
会計システムを開発している貴社に、経理での経験を活かせると思い貴社に応募いたしました。
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面接で聞かれること

エンジニアに転職する際によく聞かれる質問を3つ紹介します。
- なぜこの企業・職種を志望するのか
- 転職理由は何か
- 会社へどのように貢献できるか
以下で、回答例を示しますが、自分なりの回答を用意しておいてください。
なぜこの企業・職種を志望するのか
いわゆる志望動機は、エンジニアに限らないのですが、どこの企業でも必ずといっていいほど聞かれます。
未経験からエンジニア転職を目指した背景をしっかりと伝える必要があります。
PREPとは、まず結論を述べ(P)、次にその理由を伝え(R)、わかりやすく具体例を示し(E)、最後に再度結論を伝える(P)事で、自分の意見を効果的に相手に伝える回答フレームです。
質問への回答セオリー「PREP」
- 「P」Point:結論
- 「R」Reason:理由
- 「E」Example:例
- 「P」Point:結論
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履歴書・職務経歴書

まず、履歴書と職務経歴書では、用途・目的が違います。
その違いは以下の通りです。
履歴書の目的・内容
- 内定後に保管するもの 書類選考で使うもの
- 人事情報として保管する内容を書く
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職務経歴書の目的・内容
- 書類選考で使うもの
- 書類選考に合格できる内容を書く
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そのため、履歴書・職務経歴書に実際に書く内容として、目的を理解し、それに沿う内容にすることが重要です。
その際、必ず書いて欲しい事項が5つあります。
- 職務要約
- 職務経歴
- 活かせる経験・知識・能力
- 自己PR
- 志望動機
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まとめ
エンジニア未経験者が転職をする前に検討するべきこと、転職を成功させるためにするべきことを紹介してきました。
転職コンサルタントとは最終的に担当との相性ですが、どの転職コンサルタントを選ぶかによって失敗の確率を大きく下げることができます。