面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたら、入社を考えるうえで確認したいことを質問しましょう。仕事内容、仕事の覚え方、働く条件など、自分が知りたい内容から選ぶと準備しやすくなります。
質問の数を増やすことや、採用担当者に気に入られる言い方を探すことだけが目的ではありません。求人票と面接の説明を確かめ、自分に合う仕事か判断するためにも使える時間です。
この記事では、初めての転職でも使いやすい質問例と、質問が残っていないときの伝え方を紹介します。
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最初に押さえたい3つのこと
- 求人票と企業の公式サイトを読み、分からなかった点をメモする。
- 仕事内容や働く条件から、特に確認したいことを選ぶ。
- 面接中に解決した質問は外し、残った疑問を聞く。
逆質問は「その会社で働く姿」を具体的にする時間
たとえば求人票に「営業」と書かれていても、新規のお客様への提案が中心なのか、既存のお客様への対応が中心なのかで仕事の進め方は変わります。仕事内容を自分が理解できるところまで具体化しておくと、入社後のイメージを持ちやすくなります。
質問は「求人票で確認したこと」「まだ分からないこと」の順で短く伝えてみましょう。
例:
「求人票に既存のお客様への提案とありました。入社直後は、先輩との同行と一人での訪問をどのように進める予定でしょうか?」
これは聞き方の例です。書かれていない事実や、自分にない経験を付け足す必要はありません。応募先の求人票に合わせて置き換えてください。
目的別の質問例8つ
以下はこの記事のために作成した例です。全部を聞くのではなく、応募先について本当に確認したいものを選んでください。
仕事内容を確かめたいとき
- 「配属予定の部署では、今回の募集職種と他の職種で、どのように業務を分担していますか?」
- 「今回採用される人には、入社後のどの段階で、どのような役割を担うことを期待されていますか?」
役割の名前だけでなく、実際に何を任されるのかを確認するための質問です。
未経験の仕事の覚え方を知りたいとき
- 「研修後に実務を始める際は、誰に確認や相談をしながら仕事を進める形になりますか?」
- 「この仕事に初めて取り組む人が、最初につまずきやすい業務と、習得するための支援を教えていただけますか?」
「未経験でも大丈夫ですか?」だけで終えず、必要な準備や相談できる相手を具体的に確認します。研修があるかどうか自体も不明なら、まずその有無から聞きましょう。
自分の経験との接点を確認したいとき
- 「前職では、問い合わせの内容を整理して担当者へ引き継ぐ仕事をしていました。今回の業務でも、この経験を活かせる場面はありますか?」
前職の部分は、自分が実際に担当した仕事に置き換えます。実績の説明を長く続けず、質問を一つに絞ると会話しやすくなります。
働く条件を確認したいとき
- 「配属予定の部署の働き方を確認したいのですが、通常の時期と繁忙期で、残業時間の目安にどの程度の違いがありますか?」
- 「求人票の給与欄について、基本給と手当の内訳を確認させていただけますか?固定残業代が含まれる場合は、その時間数と金額も教えていただけますか?」
給与や勤務時間は、働き続けられるかを考えるために大切な情報です。遠回しに別の社員の年収を聞くより、自分が応募する求人の条件として確認しましょう。
次の選考に向けて準備したいとき
- 「今後の選考で、こちらが事前に準備しておく資料や確認事項はありますか?」
すでに案内されている内容なら、繰り返し聞く必要はありません。説明を聞いて不明だった点だけを確かめましょう。
給与・休日・残業を質問してもいい?
労働条件を確認すること自体を避ける必要はありません。給与や勤務時間など、入社を判断するために必要な条件は確認しましょう。
まずは求人票を読み、不明な部分を整理しましょう。面接で答えが出ない場合は、採用担当者に、誰に・いつ確認できるかを聞いておくと、曖昧なまま判断せずに済みます。
「休日は取りやすいですか?」の一言で終えるより、「休日の決まり方と、シフトの希望を出す方法を教えてください」のように、知りたい点を分けると答えを確かめやすくなります。自分に必要な条件は、好印象のために隠さず、確認したい理由と一緒に伝えましょう。
質問がなくなったら、無理に作らなくても大丈夫
面接で疑問がすべて解消した場合は、無理に新しい質問を作る必要はありません。
その場合は、何が分かったかと感謝を短く伝えます。
例:
「担当する仕事と入社後の研修について、今日のお話で確認できました。現時点で追加の質問はありません。詳しく説明していただき、ありがとうございます」
実際には解決していない疑問があるなら、そのままにせず確認しましょう。
面接前の準備メモ
質問を丸暗記する前に、次の4項目を一枚に書いてみてください。
- 応募先・職種:どの求人について聞くのか。
- 確認できたこと:求人票や公式サイトの該当箇所。
- まだ分からないこと:仕事内容、育成、働く条件など。
- 優先順位:限られた時間で、最初に確認したいこと。
予備を含めて2〜3個ほど考えておく方法もあります。これは質問を準備するときの目安であり、面接で必ず聞くべき個数ではありません。
当日は面接官の説明に合わせて質問を選び、回答を聞いたら、自分の理解が合っているか確かめましょう。
まとめ
逆質問では、「この会社で自分はどのように働くのか」を知るための疑問から選びましょう。求人票を読んでも分からないこと、説明の中で気になったこと、入社を判断する前に必要な条件が候補になります。
まずは応募先の求人票を一つ開き、確認できたことと、まだ分からないことを分けて書いてみてください。
転職について相談したい方は、H&Hのサービス案内をご確認ください。
参考資料
以下の資料を参考に、H&Hが説明を整理し、質問例を作成しています。
- ハローワーク川崎(神奈川ハローワーク掲載)「面接対策 面接のマナーとよく聞かれる質問」:残業・就業時間の確認と、質問がない場合の応答例を紹介しています(PDFの10ページ目、スライド番号9)。
- 大阪労働局「採用選考における適切な質問内容の例」:採用担当者向けの「情報交換」の節で、仕事内容・勤務時間・賃金などの説明と、応募者の希望の確認を扱っています。
- ジョブカフェにいがた「面接の逆質問では何を聞く?質問例と気を付けたいポイント」(2026年2月17日):疑問が解消した場合の対応と、準備する質問数の目安を解説しています。ジョブカフェにいがたは、新潟労働局委託の就職支援事業です。
