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自衛隊の転職先を選ぶ際に抑えるべきポイント
自衛隊から転職・再就職するタイミングとして主に下記の3つが挙げられます。
- 任期制自衛官任期満了
- 定年退官をして辞める
- 依願退職(中途退職)
令和2年度の退職予定自衛官として防衛省が発表したデータによると、依願退職は含めず約5,300名の自衛官が転職・再就職する予定です。
自衛官候補生(任期制自衛官)と定年退官する若年定年制自衛官のほとんどは、職業能力開発設計集合訓練で、定年退職したあとのライフプラン計画作成、労働情勢、再就職状況等に関する教育・訓練をうけて転職・再就職します。
一方で、依願退職はその制度は使うことが原則できません。また、最近は就職援護を使わずに独自で転職先を開拓することもあるようです。定年退官する自衛官はインターネット・転職エージェントなどで、再就職先の情報収集をおこない、転職活動をおこなっています。
どの業種・職種に転職しているか正確なデータは一般向けに公開されていませんが、アウトソーシング会社が公表しているデータでは、下記のようになります。
1位:専門サービス業 24%
2位:製造・印刷業 13%
3位:情報・通信、運輸・物流業 12%
自衛隊が抱えている転職支援の課題点と対策方法
自衛隊では、自衛官が退職したあとに生活をしていけるだけの収入を得られるようにするため、より優秀な自衛官に入隊を促すために、転職および再就職支援活動をおこなっています。
しかし、企業就職の経験のある自衛官がいない、人員難により転職・再就職活動のために人員をあてられる割合が少なくなってしまう、退職予定自衛官が転職活動に費やせる時間が少なくなってしまうなどの課題点があります。
さらに、自衛官のほとんどは転職経験がないので自分にあった転職先の選び方を知りません。様々な原因で離職率が高くて転職・再就職したことを後悔してしまう可能性が高いです。
年齢別では、
- 20~40歳代は65%
- 50歳以上が約30%
若いほど離職する傾向が高いことがわかったことから、転職・再就職したあとに企業、あるいは業種・職種とのミスマッチを起こしている可能性が高いと考えられます。
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