目次
職務経歴書の基本
職務経歴書の目的
職務経歴書の目的とは、「これまでどんな会社で、どのような仕事に就き、どのような能力を発揮してきたか」をアピールすることです。今までの経験を単に述べるのではなく、求人企業(求人者)の募集内容によって、「知りたいこと、求めていること」に沿って、戦略的に編集することが求められます。
採用担当者は職務経歴書から応募者の書類作成能力やプレゼンテーション力も判断するので、レイアウト・文章ともに気を抜かずに作成しましょう。
用紙と書式スタイル
用紙はA4縦の白無地の横書きとし、枚数は基本的に1~2枚です。パソコンで作成した方が編集・修正が容易で、採用担当者にとっても読みやすい為お勧めします。手書きにする際は、市販の職務経歴書で十分です。
文字の大きさ、レイアウト
職務経歴書は自由な様式なので、レイアウトも大きなアピールポイントです。パソコンで作成する場合は、フォントサイズを10.5~12とし、フォントスタイルはすべて統一します。行間に関しては読みやすくするために充分に取ります。標題や見出しは、フォントサイズを大きくしたり、ゴシック体や太字にするなどして強調します。
内容に応じて表組みを取り入れるなどして、「分かりやすく、読みやすいレイアウト」を心がけます。採用担当者がファイリングすることを考えて、周囲の余白をしっかりと残します。
文章は短く、箇条書きで
作文のように長く繋げるのではなく、1文で採用担当者が分かる箇条書きにします。文章が長いと最後まで読んでもらえない可能性があります。
その他注意点
年号の統一、正式名称
職務経歴書の中での統一はもちろんのこと、履歴書、送付状、封筒など、他の応募書類とも和歴・西暦を揃えましょう。また、会社名や資格などの各名称は正式名称で記載します。
例、当社の場合は(H&H株式会社)
専門用語や社内用語
専門用語や社内用語など、内容が分かりにくい場合は、用語の後に( )で説明を加えましょう。
守秘義務について
守秘義務のある名称を職務経歴書で使うのはNGです。ビジネスモラルを疑われますので、絶対にやめましょう。守秘義務で取引企業名や商品名を伏せる場合は、「大手自動車部品メーカー」「車の部品開発」のように補足説明をしましょう。
※採用担当者に取引企業名や商品名を伏せて回答する際は、事前に「取引先との守秘義務により、正式名称はお話しできませんが」と丁寧にお断りした上で、差支えない範囲で回答します。